「年縞とは?」という記事タイトルをみて、どう思われましたか?
・良く知っている
・聞いたことはある
・今初めて聞いた言葉だ

あそぼーやのガイドとして、水月湖が身近な私は「良く知っている」方だと思っていましたが、今回、若狭町観光船レイククルーズの「最後の年縞削掘現場見学クルーズ」の勉強会に参加してみて、実際には知らないことだらけだと分かりました。年縞は本当に奥深く、まだまだまったく知識は足りませんが、このブログで水月湖や年縞の基礎知識や素晴らしさをお伝えできればと思います。

年縞に関する講習会に参加してきて

「年縞=ねんこう」とは、「長い年月の間に湖沼などに堆積した層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物」(年縞博物館HPより)

一見、難しい表現に感じますが、とても簡潔で分かり易いと思います。縞模様というものが想像がつきにくいかもしれませんが、なんとその縞模様の現物を見せていただくことができました!

上の写真は、年縞の一番上の「現在~150年前まで」の層です。長さにして30~40cm程度です。
150年が30cm程度…長い?短い?皆さんはどう思われましたか?

年縞は1年で1層形成され、なんと三方五湖の水月湖には『7万年分』連続して堆積しています。その長さは45mになるそうです。

これまで、7万年も連続している正確な年縞は世界中になく、水月湖の年縞は 考古学や地質学における「世界標準のものさし」と認定され、研究に欠かせないものとなっています。

年縞は空気に触れた瞬間から酸化がはじまるそうで、今回も真空パックで保存されていたものを特別に見せていただきました。立命館大の研究員の方が年縞博物館で作業をされており、今回の講師の方が勉強会をしていることを伝えてくださったことで実現しました。大変貴重な機会をいただき感謝いたします。

中央の方が研究員さんで、とても分かり易く解説してくださいました。年縞が持つニオイを嗅ぐことができたり、年縞研究の最新情報もいろいろ話してくださいました。

これまで年縞は何度かボーリング(掘削)を行ってきましたが、なんと今年の6月に“最後の”年縞掘削が行われます。

実に11年ぶりの掘削となり、若狭町観光船レイククルーズでは、特別企画『年縞掘削現場見学クルーズ』を行います。

研究が始まると、立命館大の中川毅教授をはじめ、年縞研究チームの方々と直接お話させていただける機会もあるでしょう。そんな貴重な体験と知識をクルーズに乗りながらお伝えしていきたいと思います。

次回、「年縞とは?」その2、をお楽しみに!