■ツアーの種類:宿泊または日帰り
■開催日:2020年3月1日(日)~3日(火)
■募集期間:2020年2月17日(月)締切 ※定員に達し次第終了
■予約方法:お電話(TEL:0770-47-1008)にて受付
■対象年齢:中学生以上どなたでもOK(未成年の方は保護者同伴)
■定員:45名(先着順)
■服装:アウトドアスタイル(暖かくて動きやすい、汚れても良い格好)
※雨が降ることも考えて雨具(防寒対策にもなります。使い捨てのカッパでOK)
※松明を持って約3km歩くことを考えた服装と履き物(ヒールはご遠慮ください)
※神事は特に冷え込みますので手袋(軍手)、帽子、重ね着できる上下があると安心です
■宿泊場所:湖上館パムコ(若狭町海山64-9-1)
■中松明希望者:+5,000円(先着4名)予約時にお申し付けください
※中松明の受け付けは終了しました(ツアーはまだまだ受付中です!)
年に一度、雪の中で行われる秘祭「お水送り」に松明を持って参加し、さらに若狭に残る不老不死伝説をめぐります
3月第二週、奈良東大寺二月堂で「お水取り」という儀式が行われます。日本中から神仏が集まって、会議を開くといわれるこの日には、「修二会(しゅにえ)」と呼ばれる東大寺の僧たちが修行とともに神仏に言祝ぎ、善男善女の健康と繁栄を祈ります。その修二会の最後の仕上げともいえるのが「お水取り」という儀式で、二月堂の周りを巨大な松明の火で清め、丘の下にある「若狭井」から汲み上げた聖水を振る舞います。この聖水は不老長生と繁栄をもたらすありがたい水とされ、多くの参拝者がこれを求めて集まるのです。
その奈良東大寺二月堂の「お水取り」に先立つこと10日あまり前、若狭神宮寺と遠敷(おにゅう)の聖地で行われる儀式が、このツアーの目的となる「お水送り」です。
「お水送り」は、若狭神宮寺にて執り行われる儀式です。小浜の古刹であり、若狭創生神である若狭彦と若狭姫の二神を祭る神宮寺。この寺自体が神秘に満ちた神仏習合の寺であり、ここを舞台に行われる「お水送り」は、そのもっとも神秘的な部分の一つといえます。
「お水送り」当日、神宮寺にある「閼伽井」で汲み上げられた聖水は、東大寺と同様に大松明で清める壮麗な儀式経た後、傍らを流れる遠敷川に沿って、1.5kmほど上流の鵜の瀬へと運ばれて行きます。この聖水を送る行列は、先頭に大松明を掲げ、それに何百もの松明が続いて、深閑とした漆黒の闇の谷間に、幻想的な光景を描き出していきます。そして、鵜の瀬に到着すると、ここで再び大きなかがり火が焚かれて、清められた後、聖水は、おごそかに深い淵へと注がれていきます。この鵜の瀬から注ぎ込まれた聖水が10日あまりの後に奈良東大寺二月堂の若狭井に達して、ありがたい聖水として汲み上げられるのです。
今回のツアーは、若狭の静かな山里を舞台に繰り広げられるこの神秘的な祭りに自ら松明を持って参加し、その独特で厳かな時間を体験していただくという趣向です。お水送りの儀式は2日の夕方から始まります。儀式開始までの間、お水送りの背景となっている「八百比丘尼」、「空海伝説」、「徐福伝説」の不老不死伝説に関わる場所を訪ねます。
動画で観る福井 太古から続く奈良と小浜の絆「お水送り」(福井県観光連盟)→
レイラインハンティングの第一人者・内田一成氏との懇親会を楽しめる2泊3日プランがオススメです
ツアーガイドは、「若狭不老不死伝説」ツアーを主催し、さらに全国に残る伝説やレイラインと呼ばれる不思議な聖地配置を追いかけ、神秘的で感動的な瞬間を記録している内田一成氏が担当します。年に一度しかないこの機会に、若狭の神秘と心に残るスピリチュアルな体験をお楽しみください。
なお、2泊3日のパターン(1)(2)では、湖上館パムコでの夕食(海鮮コース)と共に「ガイド内田氏と懇親会」が楽しめます。毎年大好評のこの企画は皆様の知的好奇心をしっかりと満たすと同時に、翌日のお水送りへの期待が大きく膨らみますので、ぜひご検討ください。
ツアーパターン
当ツアーは以下の4パターンで参加いただけます。
◇パターン(1):【全泊】3月1日~3日の2泊3日
◇パターン(2):【前日泊】3月1日~2日の1泊2日
◇パターン(3):【当日泊】3月2日~3日の1泊2日
◇パターン(4):【日帰り】3月2日のお水送り当日のみ
ツアー価格
参加費に含まれるもの:宿泊代、食事代、ガイド代、保険代、消費税等
※宿までの交通費は含まれておりません
※3月2日の昼食は自己負担となります
日帰りツアー
3月2日のガイドツアーのみの参加となります。
料金:8,800円
宿泊ツアー
「1泊と2泊」、「個室と相部屋」があります。
料金:下記の料金表を参照ください。
1人(相部屋) | 1人(個室) | 2〜4人 | ||
2階和室 | 1泊 | 19,500円 | ——— | ——— |
2泊 | 31,000円 | ——— | ——— | |
3階和室 | 1泊 | 20,500円 | ——— | 21,000円 |
2泊 | 32,000円 | ——— | 32,500円 | |
3階洋室 | 1泊 | ——— | 24,000円 | 22,000円 |
2泊 | ——— | 35,500円 | 33,500円 |
宿泊場所
湖上館パムコ
宿泊部屋は人数に応じてご用意させていただきます。
お一人様でのご参加の場合は、男女別相部屋でのご案内となります。予めご了承ください。
集合・解散
■集合場所:「湖上館パムコ」
◇パターン(1)(2)は、3月1日(日)15:00以降にチェックイン
◇パターン(3)(4)は、3月2日(月)11:00までに集合
※3月2日からの参加で電車利用の方は、JR三方駅での集合も可(要事前連絡)
■解散場所:「湖上館パムコ」
◇パターン(1)(2)は、3月3日(火)10:00までにチェックアウト
◇パターン(3)(4)は、3月2日(月)22:00に解散
行程
■3月1日(日)■
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※パターン(1)(2)のお客様はここから
~~~~~~~~~~~~~~~~~
15:00以降 チェックイン
18:30 夕食 〜ガイド内田氏とご一緒に〜
■3月2日(月)■
8:00 朝食
9:30 常神半島見学
~~~~~~~~~~~~~~~~~
※パターン(3)(4)のお客様はここから
~~~~~~~~~~~~~~~~~
11:00 パムコ発
11:15 空海ポイント1「石観音」
12:00 昼食(自己負担)
13:00 空海ポイント2「瓜割滝」
14:30 八百比丘尼ポイント「入定洞」
15:30 若狭彦神社・若狭姫神社
16:30 鵜の瀬見学
17:00 神宮寺
★神宮寺内で軽食、手松明の購入、トイレ休憩
18:00 修二会
18:30 達陀(火振り)
19:00 神宮寺大護摩
19:30 松明行列
20:00 鵜の瀬大護摩
20:30 送水神事
21:00 立ち直会
22:00 パムコ帰着
~~~~~~~~~~~~~~~~~
※パターン(2)(4)のお客様はここまで
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22:00 夜食
23:00 就寝
■3月3日(火)■
8:00 朝食
10:00 チェックアウト
~~~~~~~~~~~~~~~~~
※パターン(1)(3)のお客様はここまで
~~~~~~~~~~~~~~~~~
※詳細はお申し込み後にお送りする「予約受付書」を参照ください
申込みから当日の流れ
(1)お電話(TEL:0770-47-1008)にてお申し込みください
※日帰りツアーのみWebからお申し込み可能です
(2)予約受付完了後、「予約受付所(詳細資料)」をお送りいたします
(3)当日は寒いことが予想されます。体調を整えてご参加ください
キャンセル規程
下記のキャンセル料金を申し受けます。
・3~4日前…30%
・2日前…50%
・前日…70%
・当日および無連絡…100%
安全について
万が一に備えて主催者側で下記の通り保険に加入します。有事の際は、主催者側の過失の有無にかかわらず、その保険によって補償あるいはお見舞いをいたします。
□契約保険会社:日本興亜損害保険株式会社 他
〔最高限度支給額:1490万円 入院保険金日額:4500円 通院保険金日額:3000円(免責あり)〕
主催・連絡先
有限会社湖上館 自然に大の字「あそぼーや」 担当:田辺・藤野
〒919-1461 福井県三方上中郡若狭町海山64-9-1(湖上館パムコ内)
TEL:0770-47-1008 FAX:0770-47-1652
asobo-ya@pamco-net.com
ガイドプロフィール
●内田一成/うちだいっせい(プロフィール詳細)
レイラインプロジェクト主催
フリーランスライター、日本山岳修験学会会員
●略歴
・1961年茨城県生まれ
・専修大学法学部卒
・高校時代から登山、二輪のオフロードレースを始める
・大学時代は国内の山に足繁く通い、山岳信仰に興味を持つ。
・大学での専攻は政治哲学と文化人類学。とくにミシェル・フーコーとレヴィ・ストロースに影響を受ける。
・大学卒業後、『山と渓谷』特派記者。その後フリーランスとして独立。
・二輪オフロードレース参戦取材、シルクロード・パミール踏破など実践を通して、世界のフィールドを体験し、各地の自然と共生する民族に興味を持つ。
・登山や世界のフィールドでの経験を通して土地が持つ力を実感し、修験やプリミティヴな民族が持つスキルや神話を敷衍して、その土地が持つ力を探索解明することをライフワークとする。
・デジタルマップとGPSをツールとして、大地の力のネットワーク「レイライン」を探索する。
・2010年春に『レイラインハンター』(アールズ出版刊)を上梓。
・朝日カルチャーセンターで、『聖地の配置と方位』の講座を持つ
●主催メディア
・聖地観光研究所(レイラインプロジェクト)
・アウトドアベーシックテクニック