前回のその1に続き、年縞について学んできました。
今回は若狭町観光船レイククルーズで開催。「年稿とは?」をベースに、数万年単位の気候の変動や地球の自転に関わることまで幅広く学びました。難しい内容もありましたが、年縞から過去のことを読み解くことができ、とても興味深かったです。

年縞研究をされている中川教授は、年縞を使って主に気候変動について研究されています。
昨今、猛威を振るう気象状況には、私たちも身近に危機を感じています。そのように地球上で起きているあらゆる気候変動が、中川教授の研究によって解明され、救われる日が訪れるかもしれない。と、一緒に参加したあそぼーやガイドのくみちょーが、ひとり熱く感じているのでした。
さて、話はそれましたが、今回の講習では『年縞掘削現場見学クルーズ』を想定し乗船してきました。「最後の掘削現場を間近で見ることができる」これが乗船されるお客様の一番の目的です。それを念頭に、どのようにガイドをしていくのがよいか話し合いました。

何度も何度も、スピードや見学ポイントを調整し、真剣だけど楽しい時間!スタッフ一人一人の熱が伝わってきたように感じます。
年縞と切っても切り離せないのが「三方五湖の成り立ち」「三方五湖周辺の歴史・自然」ではないでしょうか。
ひとつの条件がいくつも重なりつくり上げられた「水月湖の年縞」。私たちは年縞博物館の学芸員さんでも、研究員でもありませんが、あそぼーやガイドの私たちだからこそできる、楽しさと感動とロマンをこめたガイドができればと思っています。
まだ、掘削現場となる“やぐら”はありませんので、完全に予想ポイントではありますが、あと数ヶ月ではじまる歴史的な研究に、ほんの少しでも携わることができると思うと感慨深いです。

この「年縞掘削現場見学クルーズ」、興味を示される方が思っていたより多く、全国からお問い合わせが相次ぎました。そのため、当初は団体様のみ受け付けをしていましたが、個人のお客様も乗船できるようになりました!
個人様対象の「年縞掘削現場見学クルーズ」のご案内は、若狭町観光船レイククルーズのホームページでご確認ください。
一人でも多くの方に、この歴史的瞬間に触れていただきたいと思いますので、ご乗船お待ちしております!